世界を魅了した薩摩焼の色絵金襴手
1587年にヨーロッパで発行されたメルカトルの地図には、日本はおたまじゃくしのような形に描かれています。まだ、世界に良く知られていなかったようです。ただし、おたまじゃくしの尻尾の部分には「琉球」、その付け根には「鹿児島」とあって、琉球と鹿児島がすでに、海外との交流があったことを物語っています。鹿児島は、昔から海を越えてやってくる海外の文化を取入れる日本の窓のような場所でした。
その鹿児島で育まれた薩摩焼が、幕末、ヨーロッパで一躍大人気となりました。世界の人々を魅了して海を渡った薩摩金襴手です。表面を覆い尽くすように描かれた端正な絵、金色に輝く装飾豊かな姿が特徴です。(薩摩金襴手より抜粋)
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- 発行
- 薩摩伝承館
- 発行
- 2008年
- サイズ
- A4判
- 項数
- 165ページ