創業者が想い描いた「花と緑の指宿白水館」

創業者が想い描いた「花と緑の指宿白水館」

「宿とらば花ある家を選べ」

「宿とらば花ある家を選べ」という諺がある。旅館や旅籠のない時代、旅人は一般の民家に泊まる以外方法がなかった。その際に花を一杯作っている家なら、心優しい親切な人たちがいるに違いないから、心配なく泊まれるという意味の諺である。確かに心から花をいつくしみ緑を愛する人は、情操豊かで心優しい人が多い。
そうしたことも頭にあって、私は花と緑を指宿白水館の経営基盤の一つにしようと思ったのである。

白水館の創業者 下竹原弘志の著書『泉あふれて』より

祖父の想いは形となり、砂浜だった地が今では花と緑に溢れています。

 

昭和41年には「園芸課」という部署を作り毎日ホテル内の花々や草木の手入れをしています。

白水館の庭には借りている植木鉢や買ってきたお花はなく全て自家生産です。

自然のままに咲いている花は生命力に溢れ、台地と空気と共鳴していてとても美しいと感じます。

コロナウイルスの影響で7月21日まで休業が続きますが、

お客様をまたお迎え出来るその日には花と緑いっぱいの館内でお寛ぎいただけますよう日々準備を続けてまいります。

白水館創業者 著書「泉あふれて」

床にゴザを敷いただけのたった12部屋の客室。それが白水館の始まりでした。

旅館経営はあらゆる日本文化の素材を駆使する芸術活動。
その固い信念のもと、数々のアイデアと海軍式経営で激動の時代を乗り越え、国際観光旅館連盟の頂点に立った元海軍士官で指宿白水館創業者の故下竹原弘志の半生の記録。指宿白水館創業から50年の歴史。

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